チャレンジタブレットの口コミは? 教材の充実度が選択のカギ


■学校教材の電子化が進んでいる

iPadやAndroidタブレットを利用した学習支援の仕組みが小学校などに
導入されていることが、ニュースなどで話題になっています。

まだ試験的な要素があることは否めませんが、以前のようにお試しと言うより
本格的な導入をしている学校もあります。

その中には先進的な取り組みをアピールしたい学校の思惑も透けて見えますが、
子どもたちの理解を助けようという姿勢は評価できると思います。

タブレットを使った学習の最大のメリットは、
 子供の理解の具合を教師がひとり一人理解できること
と言われています。

確かに、子供が問題をどこまで解けているかが手元で見えるようになるので、
生徒ひとり一人のところを回ってノートを見て理解度を知るよりも、
タブレットで確認できることは便利でしょう。

子どもにとってもメリットはあります。タブレットは単に出題して
答えの入力を支援する道具ではありません。
問題を解く過程を支援してくれるのです。

たとえば、算数で理解が難しい問題のひとつに、立体の展開図があります。
立方体や円錐、さらにはもっと複雑な立体の表面を展開した図を見せて、
立体のどこどこ面が平面図のどこに該当委するかを示すような問題です。

このような問題はタブレットで支援すると、教材によってはとても
頼もしい助っ人になります。

テレビで放送されていた教材のひとつは、
立体を子どもが好きなようにに回転させさせることができ、
指定した面から指で指定するとそこから展開図を作るというものです。

これはなかなかすごいできでした。これまで頭の中で考えるしか
できなかったことが、目で見て体験できるのです。
これを使えば理解が進むなと感心しました。


■チャレンジタブレットなどの教材はどうか?

ここに例を挙げた展開図の出題などはとても役に立つのはわかります。
実際、ベネッセや学研が紙の教材からタブレットを使った教材への対応を
強化しています。

ベネッセでは、子どもチャレンジを紙の教材とタブレットを使った
教材の2つのコースを用意しています。

タブレットが無料でもらえることから、チャレンジタブレットを
選ぶ人も多いようです。

小学生といえども、スマホのことは少なからず知っていますし、
スマホを持ちたいと願う小学生も多くいるのは事実です。

その願いに、スマホを買って応えることはできないけれど、
勉強の教材としてタブレットを買うならいいかな、と思う親心もあるでしょう。
それでチャレンジタブレットを選んだということは多いはずです。

ただ、私は勉強教材としてタブレットを使うのは時期尚早と思います。
もし、子どもチャレンジを選ぶのであれば、紙の教材にするべきと思います。

その理由は、「教材が揃わない」と思われるからです。
もし、タブレットを使って紙の出題と同じ問題をタブレットで
表示するだけならある程度教材を揃えられるでしょう。

でも、それではタブレットを使う理由にはなりません。
出題も解答もタブレットできちんと動作するように作らないといけません。

そして、もし紙以上のわかりやすい解説をしようとするなら、
そのために教材も新たに作らないといけません。
新しい教材を作るわけですから、どのように見せたら子どもにわかりやすいか、
しっかり考えて企画する必要があります。

それを紙で提供している教材すべてに対してやらないといけないのです。
これは相当の労力がかかります。紙でできていた
ことを電子教材に置き換えるのは容易ではありません。

ですので、現時点では「チャレンジタブレット」はおそらく
教材不足だろうと思います。これはチャレンジに限らず、
学校教材を提供しようとする場合に必ず発生する問題です。

事実、チャレンジタブレットを選択した親からは、
「教材が少なすぎる」と不満の声があるようです。

いずれ電子教材が充実すれば、このような問題は解決されると
思いますが、それにはまだまだ時間がかかると思います。

教材の面ではこうですが、チャレンジタブレットは先生の説明が
聴けたり子どもの進捗を日々ベネッセ側で確認できるので、
損点では役立つこともあるでしょう。

タブレットに目を奪われないで、子どもに役立つものを
利用しましょう。タブレットを使った教材はあくまでも補助道具と
位置づけるべきでしょう。