■ ネットで買って自宅に届いたスマホに必要なこと
大手携帯電話会社でスマホを買うと、契約の手続きが終わっていざ端末が目の前に出された後、店員さんが「切り替えに30分ほどかかります」といって待たされます。
この間にやっていることは、詳しくはわかりませんが、今の端末を無効にして新しい端末を有効にすることです。
端末が新しくなるとき、その中に入れるSIMも新しくなります。そのSIMを有効にして、新しい端末に入れる操作になります。
新しいSIMが新しい端末で使えるようになるためには、そのSIMが電波を受信するための設定をしてあげないといけません。
その電波を契約した業者のIDなどを登録する作業です。この設定ファイルを新たに契約した業者のホームページ等からダウンロードしてきてインストールする必要があります。
この方法はSIMを買うと説明書が付いてくるのですが、この設定が必要なことを見落としていたり、やってみると意外とたいへんなのです。
設定をダウンロードするには、URLを手打ちするか、QRコードを読めばいいのですが、この長いURLをスマホで打つのは骨が折れる作業です。
はじめてスマホを使う人にとって、ここでURLを打つ方法も簡単ではないでしょうし、ましてやQRコードを読むなんてほとんどできない作業です。
電波の受信をできるようにするという、小さな作業ですが、これをやらないと携帯電話として使えませんので、初心者にとっては決して簡単な作業ではないのです。
■ 携帯電話として使うための初期設定がされているスマホ
こういった初期設定をやってくれるスマホが「初心者にやさしい」スマホと言えます。
この初期設定さえ終わってしまえば、電波を受信し電話をすることもできるようになります。
スマホとして使っていくためには、アプリを入れたりメールアドレスを取得したり、他にもやることがありますが、少なくともこの段階で電話をつかったり、インターネットの検索をすることが可能になります。
こういった初期設定をしてくれるスマホであれば、ネットで買う格安スマホであっても、届いた時にすぐに使い始めることができるのです。
■ トーンモバイルは初期設定を終わらせて届けてくれる
TSUTAYAが企画販売しているトーンモバイルは、こういった初期設定を行ってから、届けてくれます。だから、使い始めが簡単です。
他にもこういった初期設定をした上で届けてくれるスマホには、イオンモバイルがあります。ただ、イオンモバイルは今ネットでの注文ができなくなっていいますので、店舗に行って買わないといけません。
初心者が格安スマホを買うときは、こういうサービスがあるかどうかも踏まえて選びたいものです。