■子どもにスマホを持たせるかどうか?
子ども、特に小学生あるいは中学1年生では、スマホの楽しい面だけを
追いかけがちです。
大人ですら、その楽しみにはまる人も多いですから、子どもはなおさらでしょう。
だからどうしても気をつけたいのは親心として当然でしょう。
一方で、スマホの普及が進み、子どもたちがスマホを使う年齢も
どんどん下がってきています。
そんな中で、小学生にはまだ早いとは言い切れなくなってきています。
しかも、タブレットを使った教育も導入されてきていますし、
進研ゼミも数年前よりチャレンジタブレットでの勉強を進めています。
今やタブレットを使った教育は、紙の教育ではできない部分を
カバーしつつあるのです。
スマホはその流れのひとつと思います。
個人利用のスマホと勉強目的のタブレットでは違うのではないか?
と思われるかもしれませんが、実は中身は一緒です。
教育現場では、勉強用の題材が入っているということです。
スマホやタブレットはすでに生活の中に浸透してきており、
それによって便利さも向上しています。
教育に活かしていくこともひとつの流れです。
実際、タブレットを使った教育では、生徒が取り組んでいるのか、
どんな答えを返して、どんな間違いをしているかということが、
利用している全生徒のことがわかるのです。
集合教育だけではわからなかったものが、リアルタイムに
しかも正確にわかるようになっているのです。
その流れのひとつとして、子どものスマホ利用を捉えても
間違いではないと思います。
■子どもがスマホを使うときのルール
それでは子どもにスマホを与えるときに、決めておいた方が良いと
思われるルールを挙げておきます。
①スマホを使っていい時間を決めておく
②スマホは親が監督する権限があるのだということを伝えておく
③アプリのインストール、課金は親が都度パスワードを入力して許可する
少し補足します。
①スマホを使っていい条件、時間を決めておく
子どもはついつい楽しいことはやってしまいますので、まず学校の宿題を
してから遊べる、というルールを決めておきます。
それから、夕食後以降は使わないとか、20時以降はダメとか、そういった
ルールを決めておきましょう。
②スマホは親が監督する権限があるのだということを伝えておく
スマホはがっちり親が管理するのだということをはっきりさせておきましょう。
必要時はスマホの中を見ることができることも条件にしても良いでしょう。
子どもにもプライバシーがありますから、それを超えない範囲でです。
③アプリのインストール、課金は親が都度パスワードを入力して許可する
スマホのパスワードは親が管理しましょう。
何かの設定を変更するときは親がパスワードを入力しないと
できないようにします。
この中には、設定変更もあれば、アプリのインストールも含みます。
また、課金も親の許可なしにはできないようにします。