■ Fireタブレットがプライム価格で4,980円と戦略的価格で登場
がテレビCMもやっていますが、アマゾンはFire TVの登場と時を同じくして
Fireタブレットも新しく発売しました。
価格は8,980円、しかもアマゾンプライム会員(年会費税込み3,900円)なら
4,980円というタブレットとしては破格の金額設定になっています。
これまでもアマゾンは1万円ちょっとの廉価版タブレットを出していましたが、
さらに一段値下げをし、プライム会員にはもっとお得な値引きをしているのです。
アマゾンは、プライム会員向けのサービスを充実させており、それによって
プライム会員の獲得を目指しています。プライム会員の方が安定して
アマゾンを利用してくれるからでしょう。
さて、このFireタブレット、値段は安いですが使い物になるでしょうか?
それとも、少しお金をかけていいものを買った方が良いでしょうか?
それを見てみましょう。
■ タブレットの価格性能比は魅力的
アマゾンのFireタブレットを総合的に見ると、
タブレットの性能は物足りないので、長期的には不満が出る恐れありですが、
電子書籍を読んだりWebを検索するなどで利用するなら問題ない
といったところになると思います。
具体的な性能を見てみましょう。
画面の解像度は1024×600ですが、最近の鋭気小画面の標準は、
1,280×720ですから、やや低めです。
カメラは200万画素と最近タブレットに搭載されている1,000万画素クラスの
カメラに比べて明らかに見劣りするのですが、
タブレットでそれほど高解像度の写真を撮るケースは多くないですから、
実用性から言えばあまり問題はないと思われます。
ただし、カメラで書類をスキャンしたり、子どもの運動会のビデオ代わりに
使おうとすると、画質に不満は出るでしょう。
カメラの性能には割り切りが必要です。
余談ですが子どもの運動会に行ったりすると、タブレットで撮影している人を
ちらほら見かけるのです。
本体の動作性能は格段に落ちるということはありません。
■ 本体の記憶容量が8GBと少ない点は、SDメモリカードでカバーする
Fireタブレットの記憶容量は8GBと今どきのスマホやタブレットの中では
最小の部類です。スマホなら16GBが普通です。
ただし、タブレットの場合、スマホほど多くのアプリを利用しないことが
多いので、ガンガンアプリをインストールしたり、写真をたくさん保存する
ことをしないようにすれば、十分使えるようにできます。
SDメモリカードスロットが付いていて、128GBのメモリにまで対応しているので、
どうしても容量が足りないときは、SDメモリカードを活用すれば、
本体の記憶容量の不足を補えます。
■ Fireタブレットはベースはアンドロイドだがアプリは少ない
Fireタブレットは、グーグルが開発したアンドロイドをベースにして、
独自に拡張しています。
アプリを起動したあとの操作性に違いはありませんが、ホーム画面の
操作はiPhoneや亜温度ロイドとは違います。
その点では少々違いはありますが、アンドロイドをベースにしているだけに、
アンドロイドで動作するアプリの多くはFireタブレット向けにも提供されて
います。ただし、数は少ないことを心得ておく必要があります。
Fireタブレットを選ぶ際は、読書をするとか、アマゾンの映画を見るなど、
そういったアマゾンのサービスを中心に使う人であれば、
結構お安く活用できるタブレットです。