■ 格安スマホ、格安SIMは定額制から使った分だけ払う方式に
格安スマホ・格安SIMの料金体系がさらに安い方へと向かっています。
大手の携帯電話会社も格安スマホも、定額制が当たりまでした。月に利用できるデータ通信量を決めることで料金が決まる方式でした。
それが、使った分だけ払う方式を採用したプランが登場して変わってきています。
これらのメリットは、使わなかった月も、たくさん使って上限を超えた月も、使った量に対する料金が決まるため、ムダがないことです。
■ 定額制の難しさは、データ通信量をどれだけにするかを決めること
これまでのスマホの契約において、誰もが悩むのが「月のデータ通信量をどれだけで契約するか?」という問題です。
最低だと0.5GBから始まり、1GB/3GB/5GB/8GB/10GB/15GB/20GBなど多様なデータ量が準備されていて、データ通信量が増えるほど料金が高くなっていきます。
データ通信量をなるべく少なくして契約したい!
と誰もが思うのですが、データ通信量が少なすぎると、月内に上限に達するとスマホ通信速度が劇的に遅くなりスマホが使い物にならなくなります。
でも、自分がどれだけの通信量を使うかなんて、実はよくわからないのです。
■ データ通信量は毎月同じにはならない
自宅にWi-Fiがあるかどうか、そのWi-Fiに接続して使っているかどうか、外でたまたまおもしろい動画があってみんなで見たら通信量をたくさん使った、スマホが自動アップデートした、など
状況によってデータ通信量は変わってしまいます。
結果としては、使用料が増えても足りなくならない量の契約をしよう、ということになり、必要より多めの契約になることがほとんどです。
そうすると毎月データ量を使い切れず余ります。
使い切れないデータ通信量は翌月1ヶ月間だけ持ち越せますが、それでも使い切れないなら毎月余った分を捨てて行くだけです。
反対に、足りなくなると低速を我慢して使うか、追加のデータ通信量を買うことになります。買うのは割高ですし、買う手続きも面倒です。結局遅いまま使うことになり、不満を抱えることになります。
■ 使った分だけ払うプランの登場
こういった不満に対して登場してきたのが、使った分だけ払う方式です。
一番少量の契約をしておき、使った量に応じて料金が高くなっていきます。
100MBまではいくら、それを越えて1GBまではいくら、3GBまではいくら、という風に料金体系が決まっているのです。
だから、使った分だけ涼気を払う仕組みです。定額制と違って上限は決めませんので、使う量が増えても速度制限で遅くなることもありません。
※プランごとに最大使える量は決まっています。
こういうプランを使うことで、最適な使い方ができるようになります。結果的に料金を安く済ませることができるようになります。
何も使わなければ0円にすることもできるのです。