■キンドルファイアはアマゾンのサービスが使いやすいタブレット
キンドルファイアは、以前こんなテレビCMをしていました。
家族がビデオレンタルに行こうとするところ、
「ファイアでビデオも借りられるんですけど…」
とお父さんがファイアを取り出しレンタルするというものです。
まぁ、ちょっと古い感じがするCMでしたが、キンドルファイアを
知らしめるにはなかなか良かったのかなと思います。
アマゾンと言えば、書籍の販売で拡大してきた会社です。
その後、電子書籍の販売にも力を入れ、ビデオも借りられるように
なったのです。
いったい、キンドルファイアって何でしょうか?
キンドルファイアを一言で言えば、
「アマゾンのサービスが使いやすいアンドロイドタブレット」
と言っていいでしょう。
そして、キンドルファイア自体はアンドロイドをベースにしていますので、
アンドロイドのアプリの多くはキンドルでも動作します。
では、その詳細を見ていきましょう。
■アマゾンのサービスは、通販、電子書籍販売、そして映画レンタル
アマゾンのサービスと言えば、書籍の販売から広がって、
幅広い商品に対応した、インターネット通販です。
通販では付きものの送料に対し、早くから無料化を
取り入れています。
アマゾンのショッピングはパソコンの時代からできますし、
iPhoneのアプリでもかなり当初の段階から対応していましたので、
キンドルファイアだからという目新しさはありません。
一方、電子書籍の場合は、電子書籍を読む端末が必要ですが、
キンドルファイアがその役目を果たしています。
電子書籍の端末にはキンドルファイアペーパーホワイトなどの
白黒液晶のものが多いですが、キンドルファイアは何が
違うでしょうか?
キンドルファイアで読む電子書籍は、ページ送りや拡大・縮小と
いった操作が軽快にできます。これはペーパーホワイトなどの
表示に比べ、応答速度が速いからです。
反対に、ペーパーホワイトなどに比べ電池の持ちが悪く、
キンドルファイアのバッテリは数日が限度です。
ペーパーホワイトは、1ヶ月ほど充電しなくても持ちます。
ただ、最近はキンドルファイアなどのタブレットでないと
読書しづらい電子書籍があります。ページ全体がイメージに
なっているタイプのものです。
たとえば、写真をふんだんに使ったフルカラーの本や、字体が
特殊な本などは、本そのものを再現するために、完全なイメージで
構成されているのです。
これらの電子書籍を読むときは、まさに本のレイアウトがそのままに
再現されます。反面、マイナス面もかなりあります。
どんなマイナス面があるかというと…
○電子書籍のデータサイズが極端に大きくダウンロードに時間がかかる
○イメージでできているため、文字をマーキングすることができません。
しおりを置くこともできません。
○スマホの小さな画面ではかなり読みづらい
読むためにはページを拡大し上下左右にスクロールさせながら読むことに
なるため、読むのはかなり苦労します。
このタイプの本をスマホで読むことは実質難しいと言えます。
かなり大きな欠点ですので、このタイプの電子書籍を購入するときは
注意しましょう。
そして、最後のひとつが映画のレンタルおよび購入サービスです。
アマゾンの映画は、レンタルしてから30日以内に視聴を開始
しなければなりません。
そして、視聴開始から48時間が映画を観ることのできる時間です。
このとき、キンドルファイアでは映画を事前にダウンロードできます。
これによって、再生がスムーズになります。
ダウンロードしない場合は、インターネットで映画を受信しながら
再生するので、映画が止まったり映像が乱れることがあります。
できる限りダウンロードしましょう。
そして、レンタル期限が来ると、ダウンロードした映画は
自動的に削除されるのです。
ざっと特徴をお話ししましたが、これがキンドルファイアです。