■ iPhoneのホームボタンは、電源投入の最適な位置にある
何気なくiPhoneを使っていると思いますが、
アンドロイドを使ってみると、いかにiPhoneが
よく考えて作られているかがわかります。
その最たるものが「ホームボタン」です。
みなさんはiPhoneを使うときに一番良く触るボタンは
「ホームボタン」だと思います。
iPhoneの上部にある電源ボタンではないと思います。
iPhoneを使いたいとき、手に持って親指でホーム
ボタンを押して電源を入れるでしょう。
このとき、iPhone5s以降では指紋認証による
画面ロック解除ができます。
指紋認証センサーがホームボタン内に組み込まれていますので、
親指を載せると自動的に認識します。
手に持つ → ホームボタンを押す → 指紋認証してロック解除
この一連の操作がiPhoneを持ち替えることなくできます。
iPhoneがホームボタンを物理的なスイッチとして用意した
意味はここにあるのです。
ごく当たり前のように思いますよね?
■ アンドロイドは電源を入れる操作が面倒くさい
一方のアンドロイドは、iPhoneのその便利さに気づいていたか
気づいていなかったかわかりませんが、ホームボタンに
相当する機能を「画面上のタッチ」で実現しました。
以前のアンドロイドでは、ホームボタンが物理的な
スイッチになっている機種がありましたが、
今はほとんど見かけません
このため、アンドロイドでは電源を入れる操作は「電源ボタン」を
押さないといけません。
アンドロイドにはたくさんの機種が存在するため、
電源ボタンの位置は統一されていません。
機種ごとに違いはありますが、スマホは手に握って使う関係で、
電源ボタンは握ることに影響を受けないよう、
スマホの上部に配置されています。
そのため、この電源ボタンを押すには、スマホを持ってから
片手で押すのは難しく、一旦持ち替えるか反対の手で
電源ボタンを押すことになるのです。
一日何十回となく繰り返される電源投入の操作ですが、
iPhoneは手に握ってからそのままホームボタンを押すだけ、
アンドロイドは、反対の手を添えて両手を使って
電源を入れる、
そんな違いがあります。
この操作のためにアンドロイドはiPhoneよりも使い勝手が
悪く感じでしまいます。
■ ホームボタンが常に機能するのがiPhone
ホームボタンには、電源を入れるだけでなく、アプリを終了して
ホーム画面に戻る機能も併せ持っています。
iPhoneは物理スイッチですから、いつだって押すことができます。
困ったら、ホームボタンを押すことでホーム画面に戻って
くれるのです。これはひとつの安心感です。
一方、アンドロイドはときどきこのホームボタンが
消えます。画面上に表示しているボタンですが、
映画の再生中などこのボタンが消えます。
これは映画観るために画面を最大限に広げて使うための
措置でしょうが、困ったときに使うはずの「ホームボタン」
が消えて使えなくなってしまうのです。
これもアンドロイドを使っていて、不便さを感じることが
あります。
こうやって、iPhoneとアンドロイドを使ってみると、
とても基本的な機能の中にこのような違いがあって、
iPhoneがいかによく考えられているかがわかります。