■スマホの契約にはデータ量上限が決まっている
スマホの料金はデータ通信量が多いほど高くなります。
高くなりますといっても、使った分だけお金が発生するわけではなく、
1ヶ月に使う上限を事前に決めておく方式です。
その上限値に対して料金が発生します。
万が一その上限値を超えると、通常できている高速なデータ通信は
できなくなり、低速な通信速度でしかスマホを使えなくなります。
この低速な通信速度は、実用にならないほど遅いスピードです。
スマホは多くの処理をインターネットを使って行いますので、
通信速度が低速になると、すべての動作が遅く感じます。
一度この低速を経験すると、誰もがこの低速な状態には
なりたくないと思います。そのくらい役に立たない低速な状態です。
動画なんて、どれだけ待っても再生が始まらない感じです。
この上限ってどうやって決まるでしょうか?
格安スマホや格安SIMを選ぶとき、必ず決めないといけないのが
「データ通信量」です。
この「データ通信量」が上限値となります。
この通信量が上限となりますので、それを超えないように
使っていくことになります。
auやソフトバンクでは、上限値は7GBと決まっています。
ドコモでは、3GB/5GB/8GBから選ぶことになります。
ではこの上限はどうやって決めたら良いでしょうか?
■データ量上限はスマホで何をするかによって決まる
現在すでにスマホを契約していている人は、月々どのくらいの
データ量を使っているかは、携帯電話会社の明細を見ると
わかります。
最近は携帯電話会社の明細はスマホから観ることができますので、
どのくらい使っているか確認しましょう。
そして、余裕があれば小さい契約にすれば良いですし、
足りなさそうであれば、多めに契約します。
大手の携帯電話会社から格安スマホや格安SIMにする場合、
料金は下がりますので、若干余裕のあるデータ量を選択する
方法もあると思います。
これから始めてスマホを持つという人の場合は、予想するのが
難しいと思います。目安として言うのであれば、
○動画を見るかどうか
○自宅にWi-Fi環境はあるか
を判断基準としたら良いでしょう。
自宅にWi-Fi環境があって、かつ動画を観ないのであれば、
多くの場合、月1GBで大丈夫でしょう。
もし、動画を観ない人でも、Wi-Fi環境がないのなら、
2GBくらいを考えた方が良いかもしれません。
ただ、最初は様子見で1GBで初めて見るのも手です。
スマホで動画を観ることを楽しみにしている人は、
まず自宅にWi-Fiを設置しましょう。
そうしないと、かなり高い契約をしないと上限値をすぐに超えるでしょう。
あるテレビ番組のデータで計測したところ、7GBで観られる
動画の時間はおおよそ15時間〜22時間でした。
この時間は、観る動画の種類や番組によって違ってきます。
あくまで目安の時間ですが、Wi-Fiを使わないで動画を観ると
あっという間に上限に達する可能性があります。
Wi-Fiを設置したら、動画を観るときはWi-Fi環境が使えるところで
観るように心がけましょう。そうすれば、データ通信の上限値を
抑えられます。