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スマホへの依存 友達との適度な距離感が良好な人間関係に重要


■スマホを通じた友達とのつきあい方

ケータイをはじめて持ったとき、それまで家の電話でしか連絡が取れなかった相手と、
いつでも電話やメールができるようになってとても嬉しく感じるものです。

自宅の電話だと会話が聞かれますし、メールを使えばそういうこともありません。
だからどんどんメールを使っていきます。

最初は連絡のために使いますが、徐々に朝晩の挨拶メールもするようになっていきます。
これまでなら連絡できなかったタイミングで、声の代わりにメッセージを送れるのです。
早朝や深夜だって連絡が取れるのです。

しかもとてもパーソナルな連絡ですから、新鮮なつながりを感じて嬉しいものです。

最初は気軽な挨拶でも、徐々にもっと日常の話しもするようになります。
お昼は何を食べたとか、帰りにどこどこ寄ったとか、友達がこうなんだ…とか。
さまざまな日常の話しもメールを通じてするようになります。

それが時間の経過とともに、習慣になり、気がつくと義務的にやっていることさえ
あります。相手が恋人であっても、友達であっても起こりえます。
スマホを持ってLINEなどを使うと、もっと義務的になることがあります。

それは、相手が送ったメッセージを読んだかがわかる仕組みがあるからです。
相手が読むと画面上に「既読」と出る機能です。
LINEはそうですし、フェイスブックのメッセンジャーもそうです。

これらのツールはメッセージをやりとりするにはとても便利なツールですが、
この「既読」によって、とにかくすぐ読むことが送信者への礼儀になり、
速く返信を返すことも重要になることもあるのです。

そうなることで、メッセージに素早く対応できるよう、四六時中スマホを見て、
メッセージが来ればすぐに返信することになります。
そして、友達からメッセージが来ないことが反対に寂しさとなることもあります。

なんでメッセージしてくれないんだろう?
なんかイヤなこと言ったかな?
嫌われた?

など余計なことを考えてしまいます。
スマホは友達との関係をつなぐ入り口に過ぎませんが、24時間つながったような
状態になってしまうので、ついついその入り口をのぞいてしまうんですね。

相手と24時間つながっているということはありませんし、そう考えては
いけないと思います。

相手には相手の生活リズムがありますから、たとえばメッセージを読むことも
メッセージに返信することも、それぞれの生活のペースの中でやることが重要です。

すぐに返信しなきゃとか、
などと思ってはいけないし、

相手が返信しなくても
既読なのになんで返信しない?
と返信を強要するように考えてはいけないのです。

自分と友達や恋人との間で一定の節度を持っておくことや
自分自身も相手にそのような関係を持たれないようにしてことが大切です。

これは決して相手を軽く見ているのではなく、相手を尊重するからなのです。
そして自分もそのような制約を受けない姿勢を持つことによって、
スマホに依存しない関係を気づくことができると思います。

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