■楽天モバイルは電話半額サービスがウリ
格安スマホがいくつもある中で、特にインターネット接続事業には新規参入と言える、
DMMモバイルと楽天モバイルのうち、DMMモバイルについては前回の記事で
紹介しました。
今回は、楽天モバイルのサービスについて、解説してみたいと思います。
楽天モバイルとDMMモバイルや他の格安スマホとの最大の違いは、
通話料が半額になる通話サービスを提供している
ことです。
通話に対して通常なら30秒20円のところ、楽天モバイルが提供する専用の
アプリを使うと、半額の30秒10円で使うことができます。
これが楽天モバイルの通話料半額サービスなのです。専用のアプリを使う理由は、
半額でかけられるように、電話番号前に専用のコードを打つ必要があります。
それを簡単にしてくれるのが専用のアプリです。
つまり、この楽天の通話料半額を利用するには、
(1) 専用のアプリを使うことと
(2) 通話サービスも契約していること
が必要です。
「(2) 通話サービスも契約していること」とは、090か080で始まる
電話番号を持っている、ということです。
格安スマホの場合、通話サービスを契約せずデータ通信だけ契約して、
無料通話をすることもできます。
その場合は080や090の電話番号はありません。
■通話料が安くなるサービスの比較
通話が安くなるサービスは、あまり多くの業者は提供していません。
具体的に紹介しますと…
○ドコモ・au・ソフトバンク
これららの大手の携帯電話会社は、日本国内であれば、どこにかけても
月額固定料金ですむ「かけ放題」を提供しています。
○みおふぉんダイアル
IIJ Mioが提供するサービスで、こちらも通話料金が通常30秒20円のところ、
30秒10円になります。
みおふぉんダイアルは、家族間の通話がさらに安くなる特典もあります。
それ以外の、050 PlusやSmarTalkはIP電話として通話料が安くなる
仕組みですので、通話サービスを利用していなくても使うことができます。
これらのサービスを使う際は、050で始まる電話番号がもらえます。
■楽天モバイルのスマホとは?
楽天モバイルのスマホは、なかなか充実しています。
端末価格もDMMモバイルに比べて若干安いです。
たとえば、おすすめ機種のZenfone2(メモリ2GB、記憶容量32GB)の場合
楽天モバイル:35,800円
DMMモバイル:36,800円
わずか1,000円差ですがお得です。
また、楽天モバイルは記憶容量が16GBのタイプも選択できるので、
その場合は32,800円となりその分割安に買えます。
他に特徴的なのは、Xperia J1 Compatを取り扱っていることでしょう。
Xperiaがいいところは、おサイフケータイに対応していたり、
防水機能が付いているなど日本仕様にこだわっているところです。
こういったところが楽天モバイルのメリットと言えるでしょう。
値段だけに惑わされず、付加サービスの質も判断して
格安スマホを選びましょう。