ネットが隆盛の今、新聞を読む理由はないよと言いたいかもしれません。
だって、ほとんどの情報はネットから持ってくることができます。
世界や経済の話はもちろん、安倍首相やもトランプ大統領の発言も、Twitterであっという間に世界を駆け抜けていくのです。
ネットで検索すれば、すぐに情報を見つけられますし、Smartnewsなどのアプリがあれば、最新のニュースだって勝手に集めてきてくれます。
なぜ好き好んで、新聞を読む必要があるのだろうか?
そう思っても不思議はありません。
僕はずっと紙の新聞にこだわって読んでいます。
なぜ新聞を読むのか?と言えば、「普段読まない情報に出会えるから」と考えているのです。
やはり、ネットでニュースを読むと、情報が偏ります。
自分の好きな分野だったり、気になるニュースを中心に読んでしまいがちです。
だから、読む記事が偏らないようにすることが大切なのです。
特に就活のように、これから就職しようという人は、幅広く情報収集をしておくことが大事です。
情報を点で終わらせずに結びつける
新聞は何を目的に読むかということに注意することが大切です。
あなたは新聞をなんの為に読むのでしょうか?
情報収集ですか?経済ニュースが読みたいですか?マーケティングのためでしょうか?
就活のためであれば、一般的な時事問題をちゃんと知っているかどうか、
そして、知っているだけでなく何が本質にある問題かを語れるようになることが必要です。
自分が持つ情報は新聞だけから得られるわけではありません。
本を読んで知ることもあるでしょうし、人が書いたブログでわかることもあります。
人から聞いた話が参考になることもありますし、ネットで検索したことも大事です。
そんなさまざまな情報それぞれは点に過ぎませんが、それを線になるようにつなぎ合わせ、面にしていくことが必要です。
そのためには、ただ漠然と読んでいたのでは、情報はただの情報にしか過ぎません。
情報という点を線にするためには、ある視点で記事をつなぎ合わせることが必要です。
経済ニュースを単なる経済ニュースとして読むだけじゃなく、別のところで読んだ制度の話と結びつけたり、
外国のニュースと結びつけることが必要です。
新聞というのは、そういう点をたくさん持つための情報源の1つなのです。
どんな新聞を読めばいいのか?
どんな新聞を読めばいいのかって、これはこれがいいですよ、ということは言えません。
あなた自身がどんな情報を仕入れたいのか、そこから考えないといけません。
日経新聞がいいからと日経新聞を読んだところで、ほとんど役に立てられないことだってあるのです。
まず大事なことは、ニュースを読むという癖付けでしょう。
新聞であるかどうかは重要ではありません。
毎日、朝日新聞でもSmartnewsのアプリでもいいので、無料で読める範囲でいいので記事を読む習慣にしましょう。
そして、本格的に紙面を読み始めるといいのです。
なぜ新聞の紙面がいいかというと、一覧性があって記事の扱いの大小もわかりやすいからです。
大きな記事はそれだけ世間が気になるニュースですし、読む人も多いということです。
反対に自分にとっては大事な記事でも扱いがとても小さいものもあります。
そういうことも知ることができるのが、紙面の良さです。
文字数やレイアウトなど、制約のある紙面ですが、だからこそそこには昔からそのサイズに収める記者のスキルがあるのです。
それも楽しみながら読むのが私の楽しみです。