■ 訪問診療してくれる医者は多くない
年を取ると何かと医者の世話になることが多いものです。年老いた両親のことが心配な人はたくさんいることでしょう。
年を取ることで、だんだん自分で動くことが難しくなってきますが、かといって病院に行くのもたいへん、待合室で長い間待たされたあげくに、
聴診器を当てることなく話だけ聞いて「心配ないでしょう!」で済まされることもあります。
とりあえずいつもの薬を出して欲しいだけ、ということもあります。それだって医師の診察が必要です。
人は身体の異常に気づいたとき、一番難しいのが医者に行くべきか、そうでないかの判断です。
「このくらい、医者にかかる必要がないかな??」
と思う気持ちもある反面、重要な病気だったらどうしようとも思います。
しかし、医者に行くにはどうしても1〜2時間、大きな病院だと半日くらいかかります。
年配の人なら、移動させるのもたいへんですから、法網診療をしてくれるかかりつけ医がいると安心です。
しかし、今これをやってくれる病院は多くはありません。
訪問診療といっても、持ってこれる機器には限界がありますから、できる診断には限界があります。
何か病気が疑われる事態なら、結局大きな病院に行って診察を受けるしかなくなります。
どういうかかりつけ医がいれば安心できるでしょうか?
■ ポケットドクターに相談してみる
医師に診察をしてもらわなければならないほどひどいのであれば、病院に行くしかありませんが、それよりも症状が軽く「ちょっと心配」程度の症状であれば、
「ポケットドクター」のようなスマホで医師に病院へ行く必要性の判断をしてもらう方法があります。
ポケットドクターは、一旦診療した内容について、再診を遠隔地でできるようにするものです。
これまでも電話で症状を伝えて相談するサービスはありましたが、一旦診療を受けた後はスマホを使うことで医師は目の前にいないのですが、ある程度確実な診療が受けられるのです。
傷であれば傷の箇所をスマホのカメラを通じて具体的に見ることができますし、本人の顔の表情や具合もレンズを通して具体的に確認することができます。
こういった患者本人を見ることでわかることも多いですから、その点で電話だけのサービスよりもより正しい判断ができる可能性があります。
それが自宅から離れることなく遠隔地から診断してもらえるというのが最大のメリットです。
■ ポケットドクターは一度診療が必要
ポケットドクターを利用するには、一度ポケットドクターのいる病院に行って診察を受けることが必要です。それ以降は、スマホによる遠隔再診療を受けることが可能です。
対象の診療科も60科以上あるので様々な病状に対応可能です。
訪問診療の代わりをしてくれる遠隔のかかりつけ医ということですね。
まずは自宅の近くにこのサービスに対応している医療機関があるかを調べる必要があります。
まだまだ件数が少ないので身近にないかもしれません。今後もっと増えて、在宅での診療が可能な人が増えると高齢化社会には役立つでしょう。