■最初の頃のイオンのスマホは「安かろう・悪かろう」だった
イオンのスマホへの取り組みは、格安スマホの初期に始まりました。
最初のスマホは月額や安いながらも、スマホの性能は当時でも
あり得ないくらい低く、通信速度も信じられないほど遅かったのです。
試験的とも言える3,000台をあっという間に売り切ったと
報道されたとき、私はこれで
「スマホって使えない」と思った人が3,000人生まれたと思いました。
そのくらい、「安かろう悪かろう」を地で行くような商品だったのです。
実際、その後のネットの評判は悪かったのです。
ほどなくして第2弾が発表されましたが、少々の改善は見られたものの、
まだまだ「買わない方がいい」部類でした。
■着実に改善し、徐々にいいラインアップになった
そして、第3弾、第4弾とバージョンアップを重ね、着実に品質を
上げてきました。第4弾の時に発売されたモバイルルーターは
とても魅力的でした。
モバイルルーター自体はNEC製のものでしたが、アマゾンなどで
売っている値段より若干安かったのです。
そして、2年間はデータ量が1GB無料で追加されるサービスが付きました。
加えて、イオンならではの特典として、イオンカードで支払うと
5%オフになる日があったり、最大半年間のデータ通信料金を
WAONポイントで得られるなど、
支払時やその後も得するようなキャンペーンとセットで購入すると
実質3割以上安く買えたのです。
■ニーズをつかんだユニークな製品もありバランスがいい
他にも、親子で使えるスマホのセットという、新しいパッケージも
提供されています。親子のセットを買うと、ばらばらに買うより
かなり割安で使えるのです。
イオンのスマホは、かつての安いだけの姿は一変し、お客様のニーズを
つかんだとてもいいラインアップになりました。
そんな中での第5弾のイオンのスマホが発売を開始したのです。
それは…
■いよいよ高性能スマホを取り扱うようになったイオン
今回イオンが売り出した目玉が「バイオフォン」です。
かつてはパソコンで一世を風靡したソニーの「バイオ」ですが、
今度はスマホに進出です。
ソニーは、エクスペリアというスマホも出していますが、
バイオはパソコン部隊が分社化されたことにより、
エクスペリアとは別に企画・製造されています。
ソニーブランドということでは変わりません。
さて、この「バイオフォン」ですが、かなり性能が高いです。
メモリは2GBと高速動作させるに十分な量を搭載しており、
画面は1,920×1,050というハイビジョンの解像度を持つ
液晶を使っています。
現在、スマホでこの性能を持ったものは多くありません。
税込み5万円を超える高いスマホですので、誰もが選ぶことは
できませんが、高性能なスマホを使いたいなら
「バイオフォン」は有力な選択肢になるでしょう。
イオンの他のモデルは、搭載メモリが1GBと標準的ですので、
これから2年あるいは3年使うにはちょっと力不足の印象です。
スマホ選びはいつも難しいですが、
メモリ2GBが搭載されていれば、問題ありません。
注意:ここで言う2GBは、スマホの契約に出てくる、データ通信量の
2GBのことではありません。
スマホ本体の性能の「メモリ」のことです。