■ カドカワがネットで授業受けて卒業できるN高校を開校
この4月に新しい高校が開校しました。その名もN高校。カドカワが作る通信制高校です。
ネットだけで授業を受け、単位を取得して卒業資格が取れるというのが最大の特長です。
このN高等学校は何といってもカリキュラムが通常の高校とはかなり違うところがウリといっても良いと思います。
ドワンゴとプログラミングの授業をしたり、クリエイティブ授業があったりと、通常の高校より専門性を高める鹿目が用意されています。
なるほど、この内容だから単なる通信制高校というよりは、専門性を高めるために年齢によらない層からの入学が多いというのも頷けます。
■ 「映像授業」は大学・予備校では一般的
これまでもネットで正解の大学の講義を聴くことができるサービスは広く普及しています。
GaccoやUdemyなどたくさんあります。自分にとって役立つと思われるものが多数あって、選ぶのがたいへんなほどです。
予備校も負けていません。テレビでおなじみ林先生が属する東進ハイスクールを始め、続々と映像授業を開始しています。
そのくらい、ネットで授業を受けることは当たり前になってきました。
そういった中で、しっかりカリキュラムを組み、「高校卒業」という資格を取れるのがN高等学校だといえると思います。
■ N高等学校の学費は3年で30万円弱
N高等学校の学費は3年で293,912円というのが一例として掲載されています。ベネッセの報告では、公立高校で116.8万円、私立高校で308万円〜318万円と出ていますので、それに比べるとずいぶん安いということになります。
N高等学校は高校卒業の資格を取るための手段と見るか、専門性を高める勉強をする場所と見るかで変わってきますが、ネットだけで完結できる点ではメリットはあるでしょう。
一方で、ネットに頼るだけでなく、リアルに集まることも企画されていて、ネットだけで完結させようとはしていないところも魅力と考えて良いでしょう。
高校進学のひとつの形にもなるでしょうし、ある程度の年齢の層が高校の卒業資格kを取り直すにはひとつ良い機会として利用する人が増えることも考えられます。
今後、高校卒業資格取得のひとつの方法、あるいは特別な技能を身に付けるための専門学校のような位置づけになれるかどうか、本当に楽しみなN高等学校です。