■Androidの音声をオーディオに出力する方法
Androidスマホやタブレットで聴いている音楽をオーディオに
つないで高音質で、あるいは大音量で聴きたいと思ったとき、
次の2つの方式が有力でした。
- スマホのヘッドフォン端子の出力をオーディオの外部入力に入れる
- スマホの音声をブルートゥーススピーカーに飛ばす
- ブルートゥースのレシーバーを中継してスピーカーに出力する
ケーブルで接続する場合、スマホをオーディオの近くにおいておく必要があり、
使い勝手上はかなり不便でした。
また、ブルートゥーススピーカーに接続して聴く場合は、
ブルートゥーススピーカーの購入が必要でした。
どちらも制約があって、すでに持っているオーディオ機器を利用することが
できないのでした。
これに対して、3つ目のブルートゥースレシーバーを使う方法は、
十分安価ですし、距離の問題も解決してくれます。
■グーグルからWi-Fiで接続できるオーディオへの中継器が出た
先頃、グーグルからWi-Fiで接続して、オーディオに出力する
コンパクトな中継器、「クロームキャスト オーディオ」が発表されました。
これまで、グーグルはクロームキャストという、スマホで見ている映画を
テレビのHDMI端子経由で表示するための製品を販売していました。
オーディオは、この技術を使ってオーディオ専用に作ったものです。
2015年10月26日時点では、まだ日本では発売されていませんが、
前モデルのクロームキャストが4,200円でしたから、おそらく同程度の
値段で売り出すものと期待されます。
■アップルのiPhone用には、すでに無線で音を飛ばす製品がある
この機器は、アップルのiPhoneにでも利用することができますが、
アップルはかなり以前からiPhoneの音声をオーディオに出力するための
「エアプレイ」という規格と中継器「AirMac」を発売しています。
「エアプレイ」により、iPhoneの音はすべてオーディオに出力できますが、
グーグルのクロームキャストオーディオはエアプレイに対応していないようです。
■クロームキャストは複数のスピーカーに同時に出力できる
このクロームキャストオーディオの特長は、複数のクロームキャストに
同時に同じ音を飛ばすことができることです。
これにより、クロームキャストにつながっているスピーカーから
同時に同じ音を鳴らすことができます。
複数の部屋に分かれて複数台のスピーカーがあっても、
同じ音楽を慣らせるということですね。