■ 留学した子どもへの送金手数料が高い
いまだに海外に現金を送るのは非常にコストがかかります。
しかも、いくらかかるか「送ってみなければわからない」くらいなのです。
その理由は、受け取る国や銀行によって手数料が違うからなのです。これまた理不尽な感じです。
子どもが海外に留学すると何かとお金が必要ですが、そのお金の送金が意外にたいへんなのです。
国内なら銀行振り込みで簡単に送れます。手数料は数百円かかりますが、まだ妥当な範囲です。
今の時代ほとんどの銀行間でオンライン接続でき、お金も簡単にオンラインで移動できる時代です。
銀行間でお金を移すのに、昔と同じ手数料がかかること自体、おかしなことと思っています。
ただ、それが海外送金になると数千円や1万円といった金額になるというから驚きです。
それに対して何か対策はないでしょうか?
それがあるのです。今や仮想通貨が世界共通に使えるのです。仮想通貨なら簡単に口座間を移動させられます。
お子さん用に仮想通貨を持っておけば、現金を引き出すことができるようになります。
わざわざ現金を移動させる必要があるのでしょうか?
■ ビットコインの利用は拡大している
その仮想通貨の1番手がビットコインです。
ビットコインの取引所が数年前に破綻して100億円を越えるお金がなくなりました。理由はハッキングによって、データが盗まれたということでした。
「仮想通貨」は実態のお金はありません。ビットコインという電子的な金額だけが存在しています。
でも、現金に変えたり、現金を仮想通貨に替えることができます。
仮想通貨を持っている人との間で簡単にお金のやりとり(=支払い)ができますし、
現金が必要であれば、ビットコインから必要な円やドルに換えることができます。
つまり仮想通貨を持っていれば、いつでも円やドルなど各国の通貨を得ることができることです。
■ 仮想通貨の弱点は現金に対して価値が上昇・下降すること
仮想通貨は現金に対して相対価値があります。従いまして、買いたい人が多いと価値が上がり、売る人が多いと下がるという、為替のような側面があります。
ビットコインは、その点が魅力になっていて、買った時期によっては10倍、20倍と高騰した人もいるのです。
そういった魅力は、反対に価値が相対的に下がる局面もあるという弱点にもなります。
いざ支払おうと思ったら、相対価値が下がっていて払うだけのビットコインがなかった、ということだって起こりえます。
そういったところが弱点にもなります。
それに対し、三菱フィナンシャルグループが独自の仮想通貨を準備しているとの話です。
銀行が発行する通貨だけに破綻したり価値がなくなったりというリスクは少ないと思います。
正式に発行されたら普及するかどうかは、どれだけ使う場所が提供されるかによります。
1銀行の発行の通貨ですから、私はあまり普及しないのではないかと思います。
あちこちの銀行が仮想通貨を発行したら、この仮想通貨はどこどこで使えるけど、あの仮想通貨は使えないということになるのです。使い勝手が悪いですよね。