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Wi-Fiが届かないときの対策なら、ぜひ試してみたい4つ

Wi-Fiが届かないときの4つの対策

自宅にWi-Fiを設置して、スマホを使うときはWi-Fiに接続するようにすると、データ通信量が節約できてスマホの通信量を減らすことができます。

 

スマホの通信量とは、携帯電話会社の回線を使う場合に発生するデータ量のことで、Wi-Fiを経由する場合にはカウントされないからです。

 

ここでは詳しく解説しませんが、スマホの通信量をWi-Fiで節約できることについては次の記事をご覧ください。

 

スマホのWi-Fi接続を自動にする 格安になる2つの理由
■スマホのスピードが遅くなったら…スマホの動作スピードがある日突然遅くなったとしたら、それは速度制限のせいかもしれません。速度制限とは、契約しているスマホや格安SIMのデータ通信量が、月の上限や直近3日間、あるいは直近24時間...

 

そのWi-Fiを設置したものの、スマホやタブレットを使いたい肝心の場所まで、Wi-Fiの電波が届かないことがあります。

 

1階にネットを引いたけど、2階や3階でも使いたいという場合もあれば、マンションの間取りの都合上、奥まったところに電波が届きにくいという場合もあります。

 

スマホであれば、携帯電話会社の電波を使ってインターネットはできますが、Wi-Fi専用のタブレットやパソコンの場合には、Wi-Fiの電波が届かなければネットに接続することができず利用価値は大きく下がります。

 

こんな悩ましい状態をどう解決したら良いでしょうか?

 

その対処法は4つあります。

 

  1. 障害物に強い5GHzを使う
  2. Wi-Fiルーターを電波の強いタイプにする
  3. 中継器を設置してWi-Fiの距離を延ばす
  4. LANケーブルでWi-Fiルーターの設置位置を変える

 

障害物に強い5GHzを使う

 

Wi-Fiには2種類の電波があります。

 

2.4GHzと5GHzです。5GHzの方は建物の中でも障害物に強く遠くまで届くと言われています。

 

まずできることは、5GHzの電波を使うことです。

 

もし、自宅に持っているWi-Fiルーターが5GHzに対応しているのであれば、5GHzのSSIDの方を使うことが良いでしょう。

 

自宅の中でWi-Fiの2つのSSIDが見えるなら、電波の強い方を使えば良いでしょう。

 

ただ、スマホやパソコンなど、Wi-Fiには自動的に接続し2つあるうちのどちらに接続するかは自動で決まるため、必ずしも5GHzの方に接続するかはわかりません。

 

これには対処方法があります。

 

スマホでもパソコンでも、接続するSSIDの順番を決めることができますので、どれを優先して接続するかを設定をするのです。

 

Wi-Fiルーターを電波の強いタイプにする

 

Wi-Fiの5GHzの電波を使って無事接続できるようになったなら良いのですが、そう簡単には解決しないことの方が多いかもしれません。

 

そのときは、お金がかかりますが次の2つの対応が考えられます。

 

  1. 元のWi-Fiルーターを電波の強いタイプにする
  2. 中継器を設置して、遠くまで飛ばすことです。

 

新しく強力なタイプのWi-Fiルーターを購入すれば、より遠くに電波を飛ばすことができるようになります。

 

アンテナが2本ついているものもありますし、方向を自由に動かせるものもあります。

 

電波が強力だから確実に使いたいところまで届くかは設置する場所にもよりますが、現在のWi-Fiルーターよりも遠くに飛ぶ可能性はあることは期待できるでしょう。

 

そして、追加の効果としては、新しいルーターなら高速なWi-Fi方式に対応していることがほとんどです。

 

つまり、自宅に入っているインターネット回線が高速なら、Wi-Fiルーターを高速にすることで、Wi-Fi経由のインターネットも高速になるのです。

 

 

中継器を設置してWi-Fiの距離を延ばす

 

強い電波のWi-Fiルーターにしたところで、電波が届かなければ通信はできません。

 

そこで、遠くまで飛ばす次の選択として、Wi-Fiの中継器を使う方法があります。

 

中継器は、今あるWi-Fiルーターの電波を拾って、中継地点として機能してくれるのです。

 

Wi-Fiルーターと使いたい場所の間に設置すれば、Wi-Fiの電波がより遠くまで飛ばせるというわけです。

 

その点では、割とコストが安く遠くに飛ばせると思いがちですが、落とし穴もあります。

 

 

LANケーブルでWi-Fiルーターの設置位置を変える

 

結局のところ、僕の経験で一番効果があるのは、設置位置を使いたい場所に近づけることです。

 

家の中に来ているネットの元から、10メートルや15メートルの長いLANケーブルを買ってきて、なるべく使いたい場所に近くなるようにWi-Fiルーターを設置することです。

 

原始的な方法ですが、意外にこれは確実です。

 

それができるなら苦労してないよ、と言われそうですが、ぜひこの方法が本当にできないのか検討してみてください。

 

そのときLANケーブルはクラス6などの質の高いものを選びましょう。

 

LANケーブルひとつで通信速度はかなり違ってくるのです。

 

最近は薄型のLANケーブルが増えています。

 

薄くて取り扱いが楽ですし、100円ショップに売っているような留め具で引き回すことができます。

 

 

中継器のデメリット

 

僕の経験上ということになりますが、中継器の弱点としてはこのようなものがあると言えます。

 

  1. 中継の設定がやや難しい
  2. 中継することで通信のスピードは半分になる
  3. ときどき中継に失敗する

 

1つめは、中継器は便利な反面、意外と設置が難しいという面があります。

 

ボタンひとつで設置できるように簡単に作られている場合もありますが、中継元のWi-Fiルーターとうまく接続できない場合もあり、自動設定でうまくいかない場合の対処は結構難しくなります。

 

2つ目が意外に知られていないのですが、中継することでWi-Fiのスピード半分になることです。

 

なぜかというと、中継する元と通信しそのデータを中継先へ通信するため、データをバケツリレーするからです。

 

ですので、結果として通信速度は半分程度になります。

 

3つ目は、思ったよりも良く不調になることが多いです。

 

どの中継器でもこうなるとは言えませんが、中継器自体はWi-Fiを受けて、Wi-Fiを発信する機能です。

Wi-Fiは電波が不安定になることも結構あり、それが受けと送りの両方あるので、Wi-Fiルーターに比べると中継器は2倍電波の不調を受けやすいということになります。

そんな欠点もあることを少し頭に置いて、中継器を試してみると良いでしょう。

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